結論:英語ができなくても、海外駐在・赴任は何とかなります。多くの駐在経験者が、最初は片言とジェスチャーで乗り切っているからです。ただし「話す・聞く」を渡航前に鍛えた人ほど、現地での仕事も生活もスムーズ。忙しい駐在前に勉強を全部やる時間はないので、何を捨てて何に集中するか——必要な英語力から、渡航前の逆算ロードマップ、最短の勉強法まで、英語指導者が解説します。
- 「英語ができないのに海外赴任が決まってしまった…」
- 「駐在員って、どれくらい英語ができないとマズいの?」
- 「渡航まで時間がない。何から手をつければいい?」
筆者は大手オンライン英会話「DMM英会話」のレッスンを「8350分≒139.2時間」受講し、今はAI英会話の「Speak」に課金して毎日使っています。TOEIC975点(リスニング満点)・英検準1級所持。独学・留学なし。普段は英語学習の指導をしています。


【結論】英語ができなくても海外駐在は何とかなる|カギは「話す・聞く」を渡航前に詰めること
結論:英語ができなくても、海外駐在は乗り切れます。実際、多くの駐在員が最初は片言で渡り、現地で慣れていくモノです。ただし、できないままだと最初の数ヶ月の仕事スピードも信頼構築も大きく出遅れるのも事実なんですよね。そして駐在前の限られた時間で一番効果があるのは、文法や単語の詰め込みより「話す・聞く」を鍛えることです。
先に、この記事の要点を3つにまとめます。
- 英語ができなくても赴任はなんとか乗り切れます。ただし「話す・聞く」を準備した人としない人では、現地でのスタートダッシュで差がつきます
- 必要なレベルは赴任先・職種で違うが、共通して要るのは「とっさに話す・聞き取る」力。これはTOEICスコアの高さとは全く別物です
- 忙しい駐在前は、勉強を全部やる時間はない。「話す・聞く」に絞り、AI英会話で毎日鍛えるのが最短ルートです
この記事では、まず駐在に必要な英語力の現実を整理します。
そのうえで「できない人が渡航前にやるべきこと」を、時間がない前提で優先順位をつけて解説します。
駐在員に必要な英語力は?【赴任先・職種別の目安】
結論:駐在に必要な英語力は、赴任先と職種で大きく変わります。英語圏で現地と渡り合うなら一つの目安としてTOEIC800前後、非英語圏や日本人の多い拠点ならもっと低くても通用します。ただし、どの環境でも共通して要るのは「とっさに話す・聞き取る」力。これはTOEICのスコアの高さとは別物です。
「駐在員はTOEIC◯点必要」と一律には言えません。
誰と・どれくらい英語で話すかで必要なレベルがまるで違うからです。
実際、IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の調査によると、企業が海外部門の社員に期待するTOEIC L&Rスコアは605〜805点(平均705点)です。
赴任先別の目安
- 英語圏(アメリカ・イギリス・オーストラリアなど):現地スタッフや取引先と日常的に英語を使うため、求められるレベルは高め。一つの目安はTOEIC800前後(CEFR B2)と言われますが、完璧である必要はありません
- 非英語圏(東南アジア・中国・ヨーロッパなど):英語が「共通語」として使われる環境。お互いにノンネイティブなので、シンプルな英語でも十分通じます。ハードルはむしろ下がります
- 日本人が多い拠点:日常業務は日本語中心のことも多く、英語の負担は軽め。それでも現地スタッフとの最低限のやり取りは発生します
職種・役割別の目安
- 現地スタッフのマネジメント・取引先との交渉:「話す・聞く」がガッツリ必要。ここが一番ハードルが高い役割です
- 技術職・専門職で社内中心:専門用語+最低限の日常会話で回ることも多い
まず確認すべきは「自分が現地で誰と、どれくらい英語で話すのか」です。これが分かれば、必要なレベルも自然と見えてきます。
注意:TOEICスコアは「話せる」証明にはならない
駐在員はTOEICのスコアで選ばれることが多いのに、TOEICが高くても現地で話せない人は珍しくありません。
僕自身、TOEIC800点取ってからオンライン英会話(DMM英会話)を始めましたが、最初は全く話せませんでした。
理由はシンプルで、TOEIC(L&R)は「聞く・読む」を測るテストで、「話す」力は測っていないからです。
スコアが高くても、それは「英語を読んで/聞いて理解できる」証明でしかなくて、「とっさに口から出せる」証明にはなりません。
英語ができないと駐在で何が起きる?
結論:英語ができないと、最初の数ヶ月は仕事・人間関係・生活で確かに苦労します。ただ、完璧じゃないと務まらないわけではありません。多くの駐在員が片言からスタートして現地で伸びています。大事なのは「最低限の話す・聞く」を渡航前に用意して、スタートの出遅れを小さくすることです。
まず、英語ができないままだと起きやすいことを正直に挙げます。
- 仕事が思うように進まない:指示・確認・会議でつまずき、最初は周りに頼りきりになる
- 現地スタッフと距離ができる:雑談ができないと、信頼関係が築きにくい
- 生活・緊急時に困る:病院、住居の契約、トラブル対応など、生活の場面で苦労する
- 評価に響くこともある:「準備不足」と受け取られ、上司や取引先からの印象が下がる場合も
とくに会議では、発言しないと「意見がない」「能力が低い」と受け取られがちです。
日本のように「黙って様子を見る」が通用しないのが、海外の現場の難しさです。
とはいえ、これらは「完璧な英語」がないと防げるわけではありません。
むしろ完璧でなくても、最低限の「話す・聞く」があれば十分に予防できます。
完璧じゃなくていい3つの理由
- 現地はノンネイティブだらけ:駐在先で関わる人の多くもネイティブではありません。片言でも、誠意を持って伝えようとすれば十分に回ります
- 英語は現地で一番伸びる:毎日使う環境に入るので、渡航後に伸びるのが普通。渡航前は「最低限の土台」を作れば十分です
- 聞き返せれば会話は止まらない:分からないときに「もう一度お願いします」と言えるだけで、コミュニケーションは成立します
駐在前の英語勉強法|時間がないなら「話す・聞く」に絞る
結論:他の記事は「文法・単語・シャドーイング・多読・瞬間英作文…」と色々勧めますが、忙しい駐在前にそれを全部やる時間はありませんよね。優先すべきは「話す・聞く」です。具体的には①中学英語の土台をざっと戻す②英語の音に耳を慣らす③口を動かす練習をする、の3つに絞るのが最短です。ビジネス英語は赴任後に現地で伸ばせば十分です。
駐在前に持つべきは「捨てる勇気」です。
限られた時間の中で全てをやろうとしないでください。単語の大量暗記、文法の完璧な作り込み、TOEIC対策は後回しでかまいません。
① 中学英語の土台だけ、ざっと戻す
(※駐在員に選ばれるなら、もうすでに中学英語は復習の必要はないかもしれませんが、一応書いておきます。)
中学レベルの文法と基本単語を軽く復習します。
② 英語の「音」に耳を慣らす(リスニング)
現地で相手の英語が聞き取れないと、会話はそもそも始まりません。
シャドーイング(音声を追いかけて声に出す練習)などで、英語の音とスピードに耳を慣らしておきましょう。
興味のある海外ドラマやニュースを「英語音声+英語字幕」で見て、聞き取れたフレーズを声に出すのが手軽で効率的です。
また、最近だとAIを活用するのもおすすめです。
- 「〇〇という現場でのコミュニケーションを再現して」
- 「商談の英語を再現して」
というように自分の要求を入力すれば、自分のレベル・興味に合ったリスニング/多読素材が無限に手に入ります。
③ 口を動かす練習をする(スピーキング=最優先)
駐在前で一番重要なのが覚えた英語を「とっさに口から出す」練習を、渡航前に積んでおくことです。
ここで多くの人がつまずくのが「独学だと話す相手がいない」という壁ですが、これは次章で解決します。
なお、優先すべきは日常英会話です。挨拶・自己紹介・買い物・同僚との雑談など、生活と人間関係の土台になる会話から固めましょう。
専門的なビジネス英語は、赴任後に現地で使いながら伸ばす方が時間の使い方としては上手です。日常会話を固めた土台があれば、専門英語もすぐできるようになります。
現地初日から使える!駐在の英語フレーズ集【職場・生活】
結論:駐在先ですぐ使う英語を、場面別の定番フレーズにまとめました。すべて英語+和訳つきです。渡航前にこれを「声に出して言える」状態にしておけば、初日からぐっと楽になります。完璧な英語より、この厳選フレーズを口に覚えさせるのが先決です。
駐在で使う英語は、実は場面がだいたい決まっています。まずは次のフレーズから、自分が不安な場面を声に出して覚えていきましょう。
① 初日の挨拶・自己紹介(職場)
- Nice to meet you. I’m Ken, from the Tokyo office.(はじめまして。東京オフィスから来たケンです)
- I just arrived from Japan last week.(先週、日本から来たばかりです)
- I’m looking forward to working with you.(一緒に働けるのを楽しみにしています)
- Please let me know if I make any mistakes.(何か間違っていたら教えてください)
② 聞き取れないとき(実は一番使う)
- Could you say that again, please?(もう一度言ってもらえますか?)
- Could you speak a little more slowly?(もう少しゆっくり話してもらえますか?)
- Sorry, I didn’t catch that.(すみません、聞き取れませんでした)
- What does ○○ mean?(○○ってどういう意味ですか?)
③ 会議・仕事で使う一言
- Can I add one thing?(一点付け加えてもいいですか?)
- Let me make sure I understand.(理解できているか確認させてください)
- Could you send me the details by email?(詳細をメールで送ってもらえますか?)
- I’ll get back to you by tomorrow.(明日までにお返事します)
④ 同僚との雑談・生活
- How was your weekend?(週末はどうでしたか?)
- Do you have any lunch recommendations?(おすすめのランチはありますか?)
- Could you help me? I’m not sure how this works.(手伝ってもらえますか?使い方が分からなくて)
ただし、これらのフレーズも覚えるだけでは本番で口から出てきません。
読んで「分かる」と、とっさに「言える」は別物だからです。
だからこそ、渡航前に「実際に声に出す」練習が必要になってきます。
【最短ルート】忙しい駐在前こそAI英会話|高額コーチングは要らない
結論:駐在前の「話す・聞く」を最短で鍛えるなら、AI英会話が一番です。相手がいて・24時間・スキマ時間に毎日練習でき、しかも月1,650円。数十万円の英語コーチングに申し込む前に、まずこれで「口を動かす習慣」を作るのが、忙しい駐在前には現実的で効果的です。
前章で紹介したフレーズも、覚えるだけでは本番で口から出てきません。そして独学だと「声に出して練習する相手」がいないのが悩みどころです。
これを解決するのがAI英会話アプリです。
赴任日から逆算|駐在前の英語準備ロードマップ
やることが分からない人のために、赴任日から逆算した準備プランをまとめました。
- 〜3ヶ月前:中学英語の土台をざっと戻しつつ、リスニングで英語の音に耳を慣らす(通勤などスキマで)
- 〜1ヶ月前:AI英会話で毎日「話す」。挨拶・自己紹介・雑談など、日常会話を中心に口を動かす
- 直前1週間:職場・買い物・近所付き合いなど、よく使う場面を集中練習+「もう一度お願いします」の聞き返しフレーズを確認
時間がない人は、「直前の1ヶ月、AI英会話で毎日話すだけ」でも、何もしないよりはるかにマシです。
完璧な計画を立てるより、まず口を動かし始めることが大事です。
なぜ駐在前にAI英会話が最適なのか
- 相手がいる:独学最大の壁「話す相手がいない」を解決できる
- 24時間・スキマでOK:多忙な引き継ぎ期でも、5分10分で続けられる
- 何度間違えても恥ずかしくない:AI相手なので、人前で固まる心配がない
- 発音もチェックできる:通じる発音かをその場で確認できる
僕が毎日使っていて駐在前の人にもすすめているのがSpeakです。

AI相手に実際に声に出して会話する練習に特化していて、料金は年払い19,800円(月換算1,650円)です。
スキマ時間に「話す量」を稼ぐのに最適です。
「英語コーチングの方がいいのでは?」への答え
ここで気になるのが、PROGRITやライザップイングリッシュのような英語コーチングでしょう。
結論、手厚いですが数十万円規模かかるので、おすすめはしません。
忙しい駐在前に最も必要なことは、結局「話す量」を増やすことです。
そしてそれは月1,650円のSpeakで毎日確保できます。
高額コーチングを検討するにしても、まずはSpeakで「毎日話す習慣」をつけてからでも遅くありません。
習慣化できないまま数十万円を払っても、もったいないですから。
もちろん、英語圏で本格的に交渉・営業する人や、体系的に弱点をつぶしたい人には、コーチングも有力な選択肢です。
でも「まずは話す習慣をつけたい」「コスパよく始めたい」という人なら、Speakで十分にスタートダッシュを切れます。
なぜSpeakを使い始めて変わったかというと、1日あたりの発話量が格段に伸びたからです。
例えば僕が使っていたDMM英会話は1レッスン25分ですが、そのうち僕が話してるのって実質5〜10分です。
でもAI英会話なら、仮に25分確保するとしたら、15〜20分は話す時間を確保できます。しかも対人英会話と違い無制限で使えるので、毎日どんどん発話量を稼げます。
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Speakについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。
- 僕のSpeak使用記録は「スピーク(Speak)の評判・口コミ 2633件調査と本音レビュー【オンライン英会話1年続けるより伸びた】」
- 料金とプランの選び方は「スピーク(Speak)の料金はいくら?全プランと最安の選び方」
- 無料体験のやり方は「スピーク(Speak)は無料でどこまで使える?有料との違いと無料体験の方法」
- 使い方は「スピーク(Speak)の使い方完全ガイド|初心者・レベル別に効果を最大化するコツ」
海外駐在の英語に関するよくある質問
結論:駐在前によく聞かれる疑問に、まとめて答えます。
Q. 駐在員にTOEICは何点必要ですか?
A. 一律の基準はありません。英語圏で現地と渡り合うなら一つの目安としてTOEIC800前後、非英語圏や日本人の多い拠点ならもっと低くても回ります。ただしTOEICは「話す」力を測らないので、スコアの数字より「とっさに話せるか」を重視して準備するのがおすすめです。
Q. 英語ができないまま赴任しても大丈夫ですか?
A. 多くの駐在員が片言からスタートして、現地で伸びています。完璧である必要はありません。ただし最初の数ヶ月の出遅れを小さくするため、「最低限の話す・聞く」だけは渡航前に用意しておきましょう。
Q. 渡航まであと1ヶ月。今からでも間に合いますか?
A. 間に合います。1ヶ月あれば、AI英会話で毎日「話す」練習をするだけでも口の動きは変わります。完璧を目指さず、挨拶・自己紹介・職場の定番など、よく使う日常会話に絞って口を慣らしましょう。
Q. オンライン英会話とAI英会話、どちらがいいですか?
A. 駐在前に「英会話力を伸ばす」のが目的なら、予約不要で24時間スキマに使えるAI英会話のほうが効率的です。
Q. 英語コーチングは受けるべきですか?
A. 手厚いですが数十万円規模の投資になります。忙しい駐在前に最も効果的なのは「話す量」を増やすことで、それは月1,650円のSpeakで解決できます。まずSpeakで習慣をつけ、それでも足りなければコーチングを検討する、という順番がおすすめです。
Q. 家族(妻)も一緒に赴任します。妻の英語準備はどうすれば?
A. 帯同するご家族も、生活で使う「話す・聞く」を渡航前に準備しておくと、現地でのスタートがまるで違います。買い物・子供の学校・ご近所付き合いなど駐在妻に必要な英語と勉強法は「駐在妻の英語準備|渡航前にやるべき勉強法と、生活で困らないフレーズ集」で詳しく解説しています。
Q. 数日の短期出張の場合も、同じ準備でいいですか?
A. 出張は数日〜数週間の短期で、使う英語も空港・ホテル・会議・会食など場面が限られます。長期の駐在とは準備の的が変わるので、短期の出張なら「海外出張の英語|できない人が渡航前にやるべき準備と場面別フレーズ集」のほうが役立ちます。
まとめ
この記事のポイントを整理します。
- 英語ができなくても海外駐在は乗り切れる。完璧は不要、でも「話す・聞く」の準備で差がつく
- 必要なレベルは赴任先・職種で違う。TOEICが高くても「話せる」とは限らない
- 忙しい駐在前は勉強を全部やる時間はない。「話す・聞く」に絞るのが最短
- 赴任日から逆算して、AI英会話で英会話の土台を作るのがおすすめ。
英語ができないまま赴任が決まると不安ですが、やることを「話す・聞く」に絞れば、準備は十分間に合います。
あとは、覚えた英語を「本番で口から出せる」状態にするだけです。
そして、そのための「話す練習」を24時間いつでもできるのが、僕も毎日使っているSpeakです。
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